ryugen04
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私たちエンジニアが向き合う「山」は様々です。
何十年も積み重なったレガシーシステム、医療や診療報酬のような複雑な制度、法律に基づく業務システム、複雑な社内ルール。技術的な難しさだけでなく、ドメインそのものが難解で、どこに頂上があるのかすら見えないことがあります。
「神々の山嶺」の登場人物である羽生丈二が挑んだのは、冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂。彼が凄いのは「エベレストに登る」という曖昧な目標ではなく、「いつ・どこを・どのように」を明確に定義して挑戦したことです。最も過酷な冬季に、最難関の南西壁を、酸素ボンベなしで、たった一人で。
そして彼は、この不可能に見える目標に何年もかけて備えました。シェルパとして働きながら高地に体を慣らす。偵察登山を繰り返してルートを頭に刻む。鉛筆すら削って、本当に必要なものだけを背負う。本番では氷壁に一歩ずつアイゼンを打ち込み、嵐が来ればビバークして次の好機を待つ。
このLTでは、羽生の哲学をエンジニアの巨大プロジェクトになぞらえて話します。プロジェクト自体を「いつ・どこを・どのように」で定義する、練習と偵察で「高地順応」する。一歩ずつ進み、ときには戦略的に休む。
「神々の山嶺」に挑むエンジニアへ、15分で登山計画をお届けします。