Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

わたしがEMとして入社した「最初の100日」の過ごし方

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概要

あなたはEMとして憧れの会社に採用されました。これから、輝かしい新しい仕事がはじまります。
しかしあなたは不安もたくさん抱えています。メンバーは自分を受け入れてくれるだろうか。うまく仕事を軌道に乗せることはできるだろうか。

EMのような、比較的ハイレイヤーな人が外部からやってくることを「パラシュート人事」と呼ぶことがあります。これは一般的にネガティブな使われ方をする例が多い言葉ですが、マネージャーを受け入れるメンバーからすれば、得体のしれない恐怖の大王のような、強い権力を持った人が突然空から降ってくるようなものです。

組織のカルチャーをまだ深く理解していない。人間関係が構築できていない。なのにマネージャーとして成果を出さないといけない!!そんな状況に置かれたEMにとって最も重要な最初の100日をどう過ごせばいいのか。

前職でEMとして採用されて3年を過ごし、今また2024年の5月に別の会社でEMとしての仕事をスタートさせたわたしが過ごした「最初の100日」の様子をご紹介して、この問題を以下のトピックに沿って一緒に考えていきましょう。

  • 「最初の100日」のもっと前
    • 入社後の期待値調整
    • 入社前に以下のことをすりあわせる
      • 入社直後の最初の動き方
      • 組織の課題と、それをまずはどう扱っていくか
      • 自身の中期的なキャリア
  • 入社直後
    • 慌てて所信表明をしない
    • 観察!観察!観察!
    • 100人との1on1
    • 改善に手を付ける前にバックログを作る
  • どうなってから具体的に手を動かしていくのか

    • 人間関係ができている
    • 組織のカルチャーや歴史を理解している
    • 過去の人たちが成してきた仕事やつくってきた仕事に敬意を持てている

    Learning Outcome

  • EMとして新しい組織に入った最初の行動のイメージを持つことができる
  • 他のEMがどのように組織に入っていくのかの一例を知ることができる