現場のエンジニアリングが大好きなプレイヤー志向の私がシニアEMを経験して良かったこと by 安藤裕紀

Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

現場のエンジニアリングが大好きなプレイヤー志向の私がシニアEMを経験して良かったこと

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概要

SREチームのチームリーダーとしてプレイングマネージャーを務めて約2年、チームの成長と組織への影響力に自己効力感を持ち始めた頃に、複数チームのグループマネージャーとして4チーム20名程度のラインを見ることになりました。
チームリーダーが1stラインのEMなら、複数チームを見る2ndラインのManager of Managerは一般的にシニアEMという役割になるかと思います。

当初は「チーム成果に責任は持つので現場でエンジニアリングをやっていたい」「自分が手を動かす時間が減るのは嫌だ」と思って避けていました。
自身の専門性でチームをリードするプレイングマネージャーと異なり、全く専門性の異なるメンバーの目標設定やキャリアについて対話を行い、事業と接続してチーム成果を最大化する仕事は、広い意味でエンジニアリングであり自分が考えていたよりも面白く好きになれる仕事でした。

このトークでは、かつての私のように自身の専門性を手放してフルタイムEMに挑戦することに及び腰な方に、N=1の体験談を参考にしてもらえればと思います。

Learning Outcome

  • プレイングマネージャーとシニアEMの仕事の違い(時間の使い方、視点/視野/視座、メンバーとの接し方、自身に求められる能力)の具体例を知る
  • 自身が積み上げてきたプレイヤーとしての専門性に自信がある人ほどフルタイムEMへの転向が不安な問題に対して、N=1の体験談を知り勇気を持てる(かもしれない)