Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

EMにはムードメーカーになる覚悟が必要だ

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概要

EMは望むと望まざるにかかわらず、チームのムードメーカーとしての役割を担う立場です。管理職である以上、EMのキャラクターやスタンスは少なからずメンバーに影響を与え、その結果、チームの雰囲気や文化が形成されていきます。EMが、自覚を持ち、意識的にムードを作る覚悟を持つことで、チームの文化や雰囲気はコントロール可能なものになります。

そのためには、まず「自分の組織の理想の文化や雰囲気とはどんなものか」を整理することが必要です。例えば、以下のような理想が考えられます。

  • 実装方針に悩んでいたらすぐに集まって議論し解決する
  • お互いの意図や背景を理解したうえでリスペクトを持ったコミュニケーションを取る
  • チーム内の会議では必ず笑顔が生まれる

このような理想のムードを作り出すのは、他の誰でもない、EMであるあなたです。理想の文化や雰囲気を形作るためには、まずそのキャラクターを自身でイメージし、行動で示していくことが求められます。そして、その姿を通じてチームに共感を生み、理想を共に体現する仲間を増やすことが重要です。

EMは理想の文化や雰囲気に向かって誰よりも率先して行動し、「こんな文化・雰囲気にしたい!」と明確に伝え続けることが求められます。時には理想に反した振る舞いには厳しい姿勢で臨み、共感し体現してくれるメンバーには心からの感謝を伝えることも大切です。

このセッションでは、EMがムードメーカーとして理想の文化や雰囲気を実現するために必要なキャラクター設定や振る舞いについて、具体的な事例を交えながら考えていきます。

Learning Outcome

  • 理想のチーム文化・雰囲気を作るために必要なEMの振る舞いを理解する
  • 意図的な雰囲気づくりを可能にし、チーム内外で、他部署やステークホルダーとの関係構築がスムーズになる