エンジニア組織のカルチャー醸成:創業10年企業での挑戦と学び by 坂井健治

Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(40分)

エンジニア組織のカルチャー醸成:創業10年企業での挑戦と学び

saka0ken 坂井健治 saka0ken
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概要

私が所属するオープンロジは昨年、創業10周年を迎えた物流テック企業です。ビジネスは順調に成長し、現在は社員数が約200名の規模に拡大しました。私が入社してからの3年間で、エンジニア組織は2倍の規模に成長しましたが、多様なバックグラウンドを持つエンジニアが集まり、特に多くが最近入社したメンバーで構成されています。

エンジニア組織には多様な信念を持つメンバーが集まっており、オープンロジのエンジニア組織のカルチャーとは何なのかが共通認識化できていないことで、組織内の意思決定のスピードが遅くなってしまったり、採用時の候補者への印象が不明瞭になってしまっています。

私は3年前にオープンロジのVPoEに就任し、エンジニア組織のカルチャーを醸成するプロジェクトを立ち上げました。その中で得た理論と実践の知見を、お話ししたいと思います。

企業全体のカルチャーやバリューについては、多くの書籍や記事が存在しますが、エンジニア組織に特化したバリューやカルチャーに関する情報はあまり見かけません。
この登壇が、今後CTOやVPoE、EMがエンジニア組織のカルチャーに向き合う際の道しるべとなることを願っています。

Learning Outcome

本セッションではCTO・VPoE・EMがエンジニア組織のカルチャーの課題について取り組むための理論と実践的アプローチを提供します。具体的には下記が得られます。

・エンジニア組織のカルチャーについて体系的な理解
・カルチャー醸成に向けた具体的な取り組み
・エンジニア組織のバリュー策定の進め方と注意点
・全社のバリュー、事業・プロダクトとエンジニア組織のカルチャーとの関係性
・創業10年を経た企業での実体験から得た教訓