プロダクト部門のマネージャー全員でマネジメントポリシーを宣言した記録 〜後日、実践できているか?内容は妥当か?を評価できる仕掛けを添えて〜 by piro takahara

Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

プロダクト部門のマネージャー全員でマネジメントポリシーを宣言した記録 〜後日、実践できているか?内容は妥当か?を評価できる仕掛けを添えて〜

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概要

株式会社スタンバイで VPoE(など)をさせていただいている高原です。
この場に集まられたみなさんですので、なにかしら現場で「もっとこうしたい」「もっとできるんじゃ?」と考えられているのではと思います。
もちろん私(私たち)もそうで、メンバー1人1人の個性に向き合って業務とキャリアを接続するとか、チームの開発プロセスに障害を見つけて取り除くとか、具体を見て→考えて→取り組むを繰り返しています。
そんななか、チームを横断して「開発組織全体」を見て→考え→取り組んでいることがあるのでご紹介したいと思いました。

具体も大切だが、抽象へのアプローチも必要かもしれない、という問いや議論の種にできればと思います。

我らがプロダクト部門のマネージャー全員で、今年度の上半期に「マネジメントポリシー」を作成し、部門内に宣言しました。
その背景には、事業のアジリティを高めたいという渇望と危機感から逆説的に得た「チーム横断で組織運営に取り組む必要性」への気づきがあり、あらためて組織ビジョンを見直し、リストーリーを行い、各マネージャーが実現したい組織状態を表す言葉を示し合い、それらを結集したマネジメントポリシーを作り上げました。
そして「作っただけ」で終わらないよう、このポリシーをちゃんと実践して、実際に良くなった!変わった!(そもそもの目的である)アジリティが高まった!という状態を実現するために、マネジメントポリシーの実行や効果を評価する仕組みを定めて、自分たちに課すことにしました。
(もちろん、その仕組みも経験学習によってカイゼンするという宣言込みで)
Pace Layering モデルの深いところにある「カルチャー」を動かそうとする挑戦の経緯とエピソードを共有させていただければと思います。

Learning Outcome

  • マネジメントポリシーの具体的な内容や作成手順を知れる
  • マネージャー達がこういうことを一丸となって行った背景や経緯を知れる
  • マネジメントポリシーのようなものにちゃんと実効性を伴わせるべく、評価する仕掛けを考えた議論の経緯をリアルに追体験できる
  • 議論を突き詰められた理由が、アジャイルな“Go See”の姿勢であることを知れる
  • 今後の展開について共に議論させていただくベースの話題を共有できる(発表者のアウトカム??)