「外部発信して成長する開発組織」の作り方 ~新米マネージャーが年間10本以上の外部登壇をこなすチームをつくるまで~ by 前川博志

Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

「外部発信して成長する開発組織」の作り方 ~新米マネージャーが年間10本以上の外部登壇をこなすチームをつくるまで~

前川博志

概要

EMとしての大きな仕事の一つは、メンバーやチームを成長させていくことだと思います。しかし、アジャイルやDevOpsなど社内で新しい取り組みを進める際には、成長の目標となる先達の個人やチームが存在しない、という課題に直面します。

私が新人時代にそれを補ったのは、社外のコミュニティとの繋がりでした。コミュニティに参加・登壇することで、様々な刺激や目標とすべき同志や先輩に出会い、自分なりの成長につなげてきました。そして、そのコミュニティとのつながりのきっかけは、身近な先輩がつなげてくれたものでした。

このリレーをつなぐべく、チームを任されてからは、メンバーに積極的にコミュニティやカンファレンスへの参加を呼びかけてきました。また、自身もカンファレンスへの参加や登壇を積極的にこなし、そこで繋がった人たちとチームとの間で対話会を設けるなど、チームと外部をつなぐ活動も積極的に行ってきました。

そういった地道な活動を1年以上続けた結果、現在では年間で10回以上の登壇機会をチーム内で持つようになり、それがきっかけとなって社内外でのつながりも生まれてきました。

このように、外部登壇を通じてチームの成長を駆動してきた取り組みについてお話しします。

Learning Outcome

  1. 外部発信を通じて開発組織の成長を促進させた事例
  2. メンバーの外部活動を促すための具体的なアプローチや戦略
  3. 社内に先達が少ない場合でも、外部リソースを活用して新しい取り組みを推進する方法
  4. 継続的な外部活動が組織文化やチームのモチベーションに与える長期的な効果の事例