Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

コードベースを"整地"する ~技術的負債解消の取り組み

expajp Shu Oogawara expajp

概要

「技術的負債の解消」はエンジニアリングマネージャー(EM)にとって悩みのタネになりがちなトピックです。

「どのような点が負債となっているか」を明確に説明するのが難しいため工数確保が難しい一方で、積み重なると開発生産性の低下や開発者体験の悪化を招き、結果的にチーム全体のパフォーマンスを阻害することになってしまうからです。

そこで本セッションでは、我々のチームが独自の取り組みによってどのように技術的負債を継続的に解消しているかを紹介します。

我々は、技術的負債であると思われる箇所をチームで話し合って起票するかどうか判断し、起票されたタスクには優先順位をつけて取り組んでいます。このライフサイクルを他の開発業務を圧迫せずに回していく方法を具体的な事例と共にお話しします。

また、負債解消に際して大幅な設計変更が必要である場合はビジネスサイドと交渉し、工数を確保して内部改善にあたっています。この過程についても触れていきます。

ちなみに我々のチームでは負債解消タスクを「整地タスク」と呼んでおり、セッションタイトルはこれに由来しています。

Learning Outcome

対象

技術的負債に悩むすべてのEM

得られるもの

  • 継続的に技術的負債を解消するための具体的なプロセスと方法
  • 「その負債はいま解消すべきか」について共通認識を形成し、タスクを起票する方法
  • ビジネス側と調整して大規模な内部改善工数を確保する方法