Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(40分)

長期関与で学ぶ知見:Rettyの実例から見るシステム改善の軌跡

tunepolo 常松祐一 tunepolo

概要

転職が一般的になりつつある今の時代ですが、「1つのサービスに長年携わることでこそ、システム設計における深い学びが得られる」という意見も増えています。私は飲食予約サービス「Retty」に関わって6年、その間にEMおよびVPoEとして大小さまざまな課題と向き合い、改善を重ねてきました。

本講演では、以下の具体的な事例を通して、各局面でどのような判断や実装を行い、何を学んだか、そして今どのようにその経験を振り返っているかを共有します。

  • スクラムと大規模スクラム(LeSS)の導入:アジャイルを拡張して適用する中での成功と失敗
  • マイクロサービスアーキテクチャへの移行:モノリシックからの脱却と、その後のシステムの柔軟性向上
  • ライブラリやフレームワークの選定プロセス:技術選択の重要性とチームへの影響
  • 内製システムのマネージドサービスへの置き換え:効率化とスケーラビリティを実現するための決断

この6年間で積み上げた知見をもとに、長期的な視点でのシステム改善や技術選定、チームマネジメントに関する実践的な学びを紹介します。

Learning Outcome

継続的な改善に関心があるEMや技術リーダー・意思決定者が下記の内容を学ぶことができます。

  • 同一サービスへの長期関与で学んだシステム設計と改善の学び
  • 技術選定やサービス移行を通じた効率化と成長戦略
  • 持続的改善のためのチームマネジメントと意思決定のヒント