EMとはどういう存在で、どのような役割を持ち、どのような影響を会社に及ぼすことができるのでしょうか?
EMが組織や事業に与えるインパクトはみなさん気になるテーマの一つだと思います。一方で、既にEMがいる組織ではEMを前提としてチーム組成やマネジメントが行われているため、純粋にEMの存在だけを切り取って会社への影響を測ることは簡単ではないでしょう。このトークでは、ゼロからEMを立ち上げたからこそ見えた、EMが生み出す組織と事業へのインパクトについてお話をします。
私が所属するスマートバンクでは創業から5年が経ち、組織も大きくなって創業者の目が行き届かない所が出るなどの50人の壁を感じるようになりました。例えば開発チーム内で抱えている課題の解像度が創業者たちとズレたり、会社内で起こる様々な課題の責任の所在が不明確になことで課題解決のスピード感を失なっていました。この背景には、権限委譲を進めたい経営陣に対して、その過渡期においてうまく責任と権限が整理しきれていない組織マネジメントの課題がありました。
そのため去年からマトリクス組織とEM制度を取り入れることで問題解決を図ってきました。特にEM制度においては、これまでCTOが抱えていたピープルマネジメントを権限委譲したり、2~3人のチームの育成に責任を持つことで自律的に成長し課題解決ができる開発組織を目指しました。その過程で実践したEMの役割定義やEMを育成していくための仕組みづくり、EMがチームで取り組んだ実践例を紹介しながら、どのように組織が変わっていったのかお話しする予定です。
創業以来の最もシンプルでフラットな組織構造を改革して、事業の加速に取り組んだEMのチャレンジ結果に興味はありませんか?
対象聴者
得られる学び