約15年勤続した企業でインフラエンジニアのマネージャーとしてキャリアを積み、その後は採用や技術広報にも挑戦してきました。
その経験を武器にEMとして転職し、新たな組織で再び挑戦を始めました。
これまでの成功体験が、異なる組織でも通用すると信じていたからです。
しかし、異なる文化や新たなステークホルダーと向き合う中で、かつてのやり方が通用せず、過去の経験がかえって障害となる場面もありました。
柔軟な対応が求められる状況に直面し、「再現性」という点で大きな壁を感じています。
エンジニア一人ひとりの状況に応じた対応や、部門間での連携をスムーズに進める重要性を改めて感じながらも、前職で培ったやり方だけでは応じられない場面が続きました。
新しい環境で、過去の経験に頼らずに適応するためには「何が他でも活かせる共通項か」を見極める必要があると気付き、試行錯誤しながらも少しずつチームとの信頼を築く方法を模索しています。
このセッションでは、転職直後に直面した「EMとしての再現性の壁」、そして柔軟な進め方を学びながらもがき続けた日々のプロセスを共有します。
同じ境遇にあるEMや、新たな挑戦に向き合う方々にとって、新たな視点や実践的なヒントを提供できればと願っています。
・長期間いた会社での経験が、新しい環境でどこまで通用するかを見極める力
・過去の成功体験に固執せず、現場に適応するための柔軟で実践的な進め方
・即応性とフロー効率のバランスを取り、チーム全体のパフォーマンスを高める判断力
・個々のメンバーに対応し、組織の壁を越えて連携を深める実践