Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

マルチプロダクト組織での分散と統合の両立

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概要

私の所属する会社ではもともと一つのプロダクトから始まり、関連する問題領域に対して新規プロダクトを次々と生み出してきました。現在はマルチプロダクト戦略を掲げて、プロダクトとそれを支える基盤を整えることでより広い問題領域を解決できるように成長しています。その成長の過程で、アーキテクチャや組織構造、そして数々の課題に直面してきました。

この発表では、特に直近のマルチプロダクト化に向けた成長の軌跡として次の2点を中心にお話しします。

  • 分散と統合の両立:各プロダクトチームが自己管理型で動くための分散化と、プロダクトや組織が協調し一貫性持って動くための統合。この両立をアーキテクチャと組織構造の観点からどのように変化してバランスをとってきたか
  • 課題と解決へのアプローチ:マルチプロダクト化を進める上で発生した技術的・組織的な課題と、それらにどう取り組んできたのか

Learning Outcome

次の方を対象としています。

  • プロダクトと組織の成長に伴う技術的・組織的課題に直面しているエンジニアリングマネージャ
  • マルチプロダクト戦略を検討・推進しているエンジニアリングマネージャ

上記の方々が、自身の組織におけるアプローチの検討材料として以下の参考事例を得ることを成果として期待しています。

  • マルチプロダクト化に向けたアーキテクチャと組織構造における分散と統合の両立
    • チーム分割の方針、チームの抱えるサービスの単位
    • 自己管理型チームが動きやすいアーキテクチャ
  • マルチプロダクト化で生じた課題と解決へのアプローチ
    • 大きなモノリスをマルチプロダクト化に向けて変更していく困難さへのアプローチ
    • データ構造や既存ユーザーへの影響といった困難さへのアプローチ
    • チーム横断での共通化や品質保証へのアプローチ