ミドルブースターとしてエンジニアのコラボレーション文化を活性化をした話 by 芦川 亮

Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

ミドルブースターとしてエンジニアのコラボレーション文化を活性化をした話

ryo19790510 芦川 亮 ryo19790510

概要

ニフティでエンジニアリングマネージャーをしている芦川と申します。
本セッションでは、ニフティ株式会社でエンジニア文化の活性化を目的に取り組んだ「インナーソース」の導入事例や会社としてコミュニティ参加をした経験を、中間管理職という目線から、導入へのきっかけ、社内での展開の仕方、工数管理や評価の仕方、その結果得られる組織文化の変化について具体例を交えてお話したいと思います。

そもそもインナーソースに限ったことではないですが、社内の全エンジニアの文化に何か影響を与えたいような活動を加速させたいとき、中間管理職のもつ現場へのコミット権限、全社に視野を広げることのできる勘所、現場で使われている技術への理解など、ミドル層がもつ特権が功を奏す、ということを強く伝えたいという想いがります。

インナーソースは、オープンソースの手法を社内の開発に取り入れるアプローチであり、エンジニア同士のコラボレーションを促進します。エンジニア自身のモチベーション向上や教育・成長に寄与しつつ、組織から見た場合は車輪の再発明の抑制、サイロの破壊など開発リソースの適正化にも寄与します。

Engineering Management Triangleに当てはめると、下記にインパクトがあるとも言えます。
People Development 教育、OJTなどに活用 / Quality Assurance 要求(PR)を柔軟にうけつけられる / Resource Management 車輪の再発明防止、リードタイム削減 / Team Development チームを超えた組織活性化 / DevRel オープンなエンジニア文化のアピール

Learning Outcome

対象聴衆:

  • 社内で、部署を超えてエンジニア同士がもっとコラボレーションしてほしいとお考えの方
  • 開発リソースの効率化や開発リードタイムの削減をしたいとお考えの方

得られるもの:

  • 中間管理職が組織を推進する「ミドルブースター」としての役割についての理解
  • インナーソース導入の具体的なプロセスや効果、導入時の課題への対策
  • 社内のエンジニア文化を活性化し、エンジニア間のコラボレーションを促進する一例

※下記のスライドURLは1年ほどの前の関連するスライドになり、今回の発表用のものではありません。