プロダクト戦略にチームはどこまで関わるべき? 全てに関わると決めたチームの試行錯誤 by nakasho

Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

プロダクト戦略にチームはどこまで関わるべき? 全てに関わると決めたチームの試行錯誤

nakasho

概要

みなさん、こんにちは!

私からはリリースから4年経ち、利用者も増え、複雑度も高いプロダクトに対し、
プロダクト戦略策定からチーム一丸となって取り組むことを決めたチームの奮闘記を紹介したいと思います。

まずカミナシではプロダクト毎にサービスチームという
PdM/PD/Eng/EMが所属する仮想的な職能横断チームを作り、サービス開発を行っています。
職能横断チームを組成することでプロダクトのオーナーシップを持ち自律的に価値提供を行える仕組みです。

プロダクトごとにチームがあることから、プロダクト戦略策定から関わりやすい組織構成ですが、プロダクトが大きくなると顧客数も増え、さらには利用ユーザの業種も増えることから、扱う情報がどんどん多くなり意思決定は複雑化します。カミナシレポートもリリースから4年が経ち顧客数も増え、業種も多種にわたり扱う情報量が非常に多くなっていました。

またサービスチームではiOSアプリをPWAへ移行するという、比較的長期に開発が必要なリリースを進めており、開発に集中する必要もありました。こういった状況もあり、PWA移行後のプロダクト戦略についてはPdMチームに任せっきりになっていました。

本来とは違うこの状況を変えようと、9月末PWAアプリのリリースを機に、
戦略策定から全てにエンジニア含めて関わると決めて、サービスチームを再組成しています。

いざ始めてみると、扱う情報量や意思決定の数が一気に増えるだけでなく、カミナシレポート以外のプロダクトがリリースされたことから、プロダクト間の連携も並行で検討したいタイミングにあり、ステークホルダーも急激に増え、一筋縄ではいかない状況の中奮闘しています。

この荒波を乗り越えるため、多くの失敗と学びから改善を繰り返し進めている様を、カミナシのバリューである「全開オープン」でお話したいと思います。

Learning Outcome

▼想定聴者
プロダクトと開発チームの関わり方に興味がある方

▼得られるもの
プロダクト戦略とチームの関わり方
プロダクト開発とのバランスの取り方
失敗と学び試行錯誤の数々