SmartHR には CxO、VP、Director、Manager、Chief、Member というレイヤーで役職が用意されており、私は 2024 年から Director のポジションで働いています。
(※Director は各プロダクト領域の開発本部を管掌するポジションで、他社では「本部長」や「シニアエンジニアリングマネージャー」と呼ばれることが多いです)
しかし、2016年2月の入社時に書いた自己紹介では、自身のことをこう綴っていました。
「会社経営系の話やマネジメント系のことも苦手です。あまりリーダーシップを持って先導するのは得意ではないです。」
当時は Will も Can もないと思っていた私が 8年という歳月の中でどのような行動を取り、どこにマネジメントの適性と面白さを見出したか、そしてどのようにマネジメントのキャリアを歩む決断をしてきたのか。
昔から開発以外にも制度や組織について色々と意見を出してきたことが、広い視野で物事を捉える訓練になったのかもしれません。
一方でマネジメント関係のインプットを怠ってしまった結果、十分な成果が出せなかったかもしれません。
このように、無意識の行動の中に今のキャリアにつながったものもあれば、意識できなかったことで成果を出せなかったものもあります。
今回はプレイヤー→プレイングマネージャー→マネージャー→シニアマネージャーとスコープを広げて経験してきた過去を振り返ってみます。
もっとマネジメントのスコープを広げたい方やこれからマネジメントを始めたい方に向けて、責務より広いスコープで考え行動することの重要性やそのレイヤーでやっておけばよかったという後悔と反省、Will のないメンバーに興味を持ってもらうコツなど、小さいながらもヒントになることをお話できればと思います。
対象の聴衆
得られるアウトカム