プレイヤーからEMへのステップアップ条件を探る 〜3つの失敗談を添えて〜 by にしこりさぶろ〜

Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

プレイヤーからEMへのステップアップ条件を探る 〜3つの失敗談を添えて〜

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概要

開発組織に生じる組織課題に向き合うEMは、事業や開発組織のグロースになくてはならない存在です。
日々組織と向き合い、抽象度の高い課題を解きほぐすことが求められるEMですが、殆どのEMが「コードを書くこと」で事業に貢献するプレイヤーとして、キャリアをスタートさせていることでしょう。

ではプレイヤーは、いかにしてEMへとステップアップするのでしょう?

本セッションでは、私が開発組織専門の人事・DevHRとして、EMの方々と協力しながらエンジニアの採用・育成に取り組む中で見えた、「プレイヤーからEMへのステップアップ条件」についてお話をします。
私自身も、いち開発者からEMと同じマネージャー職であるDevHRへとキャリアチェンジする過程で数多くの失敗をしてきましたが、その経験談も交えながら「(EMを含む)マネージャー職が獲得すべきマインドセットと、それらの獲得過程」を3つ紹介し、EMを目指すプレイヤーのみなさんへステップアップの足がかりとなる知見を共有します。また、EMのみなさんにはマインドセットの獲得過程から「マネージャー層育成の再現性を上げる」ためのヒントを持ち帰っていただければと思います。

マネージャー職が獲得すべきマインドセットと、関連する失敗談

  1. 仕事を委譲し、チームを育てる
    → プレイヤー時代に「背中で見せればOK」と1人で突っ走り、メンバーが去ってしまった失敗
  2. 役割と想いを言語化して価値を見出し、伝える
    → JD・スカウトメールを曖昧な文言で書いてしまい、面談・選考応募が獲得できない失敗
    → 内定を出した候補者へのアトラクトが上手くいかず、内定承諾が取れなかった失敗
  3. なすべきことを自ら定義し、向き合い続ける
    → 採用と組織開発の業務を周囲に頼ることなく抱えすぎてしまい、パンクしかける失敗

Learning Outcome

想定する聴者

  • EMへとステップアップしていきたい、プレイヤーやプレイングマネージャーの方
  • マネージャー層の育成に苦労している、EMの方

得られる学び

  • プレイヤーやプレイングマネージャーからEMへとステップアップする上で、どのようなマインドセットや経験が必要となるか
  • マネージャー層の育成の再現性を上げるためのヒント