巨大な職能別組織で成果を出す事業会社エンジニアリングマネージャのふるまい by 松浦孝治

Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

巨大な職能別組織で成果を出す事業会社エンジニアリングマネージャのふるまい

松浦孝治
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概要

現職には一般職として入社し、エンジニアリングマネージャになってから今年で3年目を迎え、入社当初と比較し会社全体では約3倍の従業員数になり、自分の担当するプロダクトのメンバー数は4倍にも増えました。
周りの組織も自分の組織も拡大・変化する中で、入社当時とは全く異なる環境配下でエンジニアリングマネージャとして実施している取り組みをご紹介させていただければと思います。

求められるマネージャの期待は「チームの成果を最大化すること」。一般職の時にはマネージャって実務はほぼやらないし、正直貢献度薄いなとずっと思っていました。自身がマネージャになってからもしばらくは戸惑いと格闘する日が続きましたが、2年目以降にしてようやく掴みかけてきた実感があります。

答えを抽象化すると、「解像度をあげること」、「視座をあげること」になります。プロダクト開発においては顧客、マーケ、開発の側面とそれを支える多くの組織があり、全ての解像度をくまなく上げることは難しく、時間的な制約も出てきます。そのため、解像度にも強弱をつける必要があり、不確実性にはリスクヘッジをしながら成果獲得をしていく必要があります。

本セッションでは、巨大組織へ変わりゆく中で自組織強化のために何を課題と定めて何を実行していたのかの具体例から行動を抽象化し共有を致します。ご自身の業務にあてはめていただき、活用していただくための情報を提供することを目的としております。

Learning Outcome

・組織が拡大する中で自身の立ち位置を見失いがちなマネージャに対する具体的なヒント。
・一般職からマネージャへの移行における重要な違い。
・マネージャとして求められるコンピテンシー。