マネージャーの仕事は意思決定の連続であり、もちろんエンジニアリングマネージャー(EM)も例外ではありません。そして、意思決定のアプローチとしてよく用いられるのが「仮説検証」です。
この方法では、現場の問題に対して解決策の仮説を立て、それを検証して評価することでより良い意思決定を目指します。特に不確実性の高い状況では有効とされ、リーン・スタートアップの根幹を成すメソッドでもあります。
一方で、この手法には落とし穴があります。定性的なアプローチに依存しがちのため、個人やチームのバイアスの影響を受けやすいのです。
本セッションでは仮説検証アプローチの一般的なプロセスに沿って、各ステップで生じがちな認知バイアスとその影響を紹介し、対策について考察していきます。例えば、以下のようなポイントです。
これらをできるだけ回避して、よりもっともらしいアプローチを行うためにマネージャーが取るべき行動を検討します。また、仮説検証において何を担保すべきなのかを再確認していきます。
仮説検証と意思決定が求められるすべての人
仮説検証による意思決定に関する以下の知識とノウハウ