エンジニアリングマネージャー(EM)の役割に、パーソナルコーチングの手法をどう組み込めるか?CTIジャパンのパーソナルコーチングで学んだ私が、1on1の場で実践している「拡大質問」「反映」「内なるリーダー」を軸としたスキルの紹介を通して、エンジニアの成長とチームのバリュー最大化にコーチングがどう貢献するかを共有します。
コーチはあくまで「鏡」としての存在であり、メンバーが自ら課題を見出し、自分で解決策を模索するプロセスを支えるものです。そのため、「銀の弾丸」ではなく、日常の1on1やチーム支援の中でどのように活用するか、どのような効果を期待できるかが重要です。コーチとして伴走する時もあれば、EMとしてリーダーシップを発揮する「キャップの使い分け」も求められます。この視点から、チーム内での私の試行錯誤や、メンバーの成長への影響について語ります。
また、コーチングがチーム全体にとって有効であると感じる背景には、チームを「個の集まり」であると同時に「コラボレーションの場」として捉える考え方があります。システムコーチングは学んでいないため個人へのアプローチが中心ですが、それでも個々のエンジニアのオーナーシップを引き出し、チーム全体のパフォーマンス向上に繋がると信じています。今回のセッションを通して、EMがチームにとって持つべき多様な視点と役割のヒントを提供できればと思います。
▼想定聴者
EMとしてメンバーの成長を支援しながらチームの価値を高めたい方々
▼得られるもの
EMが1on1にコーチングスキルを取り入れる際の具体的な実践例
エンジニアの成長やチームへの貢献を引き出す「質問力」と「反映」の技術
コーチとして伴走しながらも、必要に応じて「リーダーキャップ」を被り分けるアプローチ
コーチングとマネジメントが交わるところでのEMの新たな可能性