大規模BtoB SaaSのモバイルアプリ開発プロセス改善とリードタイム短縮への取り組み by 吉田紗紺

Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

大規模BtoB SaaSのモバイルアプリ開発プロセス改善とリードタイム短縮への取り組み

SakonYoshida 吉田紗紺 SakonYoshida
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概要

バックオフィス向けの大規模BtoB SaaS開発では、一定のまとまりをもって機能提供を行う必要があり、リリースのバッチサイズが大きくなる傾向があります。1つの案件ごとに長期間の開発が必要になることが多いため、リードタイム短縮は常に大きな課題です。

また、バックオフィスというドメインの特性上、要求や要件の精度が上げやすく、リリース後の顧客に対する不確実性も少ないため、基本的にはウォーターフォール開発が適しています。しかし、以下のような課題が生じやすく、改善の必要性を感じていました。

  • PJ初期の見積もりの不確実性によりコストをかけて作成したスケジュールの精度が低い
  • 開発工程後半のステークホルダーレビューでのフィードバックによる手戻りのリスク

そこで、このセッションでは、これらの課題に対して取り組みを進めている2つの施策について紹介します。

  1. 新技術の導入を通じたモバイルアプリ開発リードタイムの短縮
    • 具体的な技術選定の背景や導入プロセス、得られた効果についてお話しします。
  2. ウォーターフォールとアジャイルのハイブリッド開発プロセスの導入
    • ウォーターフォールの枠組みの中にアジャイルのプラクティスを組み込み、柔軟かつスピーディーな対応を実現するプロセスについて、その成果と課題も含めてご紹介します。

これにより、開発の柔軟性を保ちつつ、リードタイム短縮と品質向上の両立を目指しています。BtoB SaaSに特化した実践的な内容を通じ、同様の課題に直面している方々への手助けとなれば幸いです。

Learning Outcome

対象聴衆:
・BtoB製品のモバイルエンジニアリングマネージャーおよび技術リーダー

得られるもの:
・リードタイム短縮のためのテクニック
・クロスプラットフォームのモバイルアプリ開発フレームワーク導入事例
・アジャイルプラクティスの実践的導入方法