Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

マネジメントにおける期待値設定について考える

hidenorigoto 後藤 秀宣 hidenorigoto
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概要

マネジメントにおいて、具体的な目標とは別に、やや抽象的に定義された「期待値」を使っているチームや組織は一定数あるかと思います。このトークでは、「期待値」とはどのようなものであり、どう使うとうまくいくのか、またうまく行かないのかなどを、登壇者の経験とその他公開されている情報などをベースにお話します。

良い期待値を設計するには、マネージャーとして組織の上位の戦略(事業戦略、技術戦略、組織戦略)を理解して自分のチームやメンバーへの期待値に落とし込むことが必要です。しかし、これだけでは一方的な期待値であり、期待値の設計・設定が完了したとは言えません。メンバーの現在地や特徴をよく加味して調整した上で、その内容をメンバー自身が100%腹落ちするまできちんと伝える必要があります。期待値が100%腹落ちしているメンバーは、場面場面における期待される行動を自分で解釈して自分の判断によって行動を選択し、成果を生み出すことができるようになります。これが良い期待値設定の理想状態です。
このような状態に向けて考えるべきポイントなどをお話します。

Learning Outcome

対象聴衆

  • 期待値または目標を設定する役割を持つマネージャーの方
  • 期待値や目標とうまく付き合えるようになりたいメンバーの方

得られること

  • 効果的な期待値を設定するためのポイント
    • 良い期待値と悪い期待値の違い
    • 個人ごとに異なる期待値の効果
    • 期待値を実際に成果に変えるために必要なこと