Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(40分)

百年企業の中で一技術者が組織をつなぐEMになるまで

前川博志

概要

私はこれまでのITエンジニアとしてのキャリアの大半を一技術者として過ごしてきました。
しかし、自分なりの『理想のエンジニアリング』を追求し、一歩一歩進んでいく中で、いつの間にか様々な組織に働きかけるようになりました。
ダイキン工業という巨大な百年企業の中で色々もがいた結果、現在ではアジャイルやDevOpsPlatform Engineeringなどの考え方を社内で推進していく、EMとして働いています。

どのような経緯をへて、大企業の中で今のような取り組みをするに至ったのか、その転換点となったエピソードなども交えながら、一つのキャリアパスの事例としてお話させていただければと思います。

トークアウトライン

  1. DevOpsエンジニア時代: 小さな改善を積み重ねる
  2. アーキテクト時代: 大規模な設計変更やOSS活用を含めたリアーキテクティングの実践
  3. AWSガイドライン制定: 最適化を目指した一つのきっかけ
  4. ガイドライン普及の苦労と工夫: 広げるためのマインドチェンジ
  5. 複数チームをまとめるマネージャーへ: アジャイル開発チームの成長
  6. コミュニティを通じた全社展開: 様々なチームを有機的につなぎ、ようやく「EM」へ

Learning Outcome

  1. 技術者からエンジニアリングマネージャー(EM)へのキャリアパスの具体例
  2. 大企業内でのDevOps、アジャイル、プラットフォームエンジニアリング推進の実践事例と課題
  3. ガイドライン策定やコミュニティ活動を通じ、組織の壁を越えて影響力を拡大するための戦略やアプローチ
  4. 個人のビジョンと大規模組織の目標を調和させるためのアプローチやその過程での学び