「Feature」 と 「Kaizen」 | 機能別チームで、スケールするチームを最適化する by tsutou takehara

Engineering Manager Conference Japan 2025
セッション(20分)

「Feature」 と 「Kaizen」 | 機能別チームで、スケールするチームを最適化する

tsutoutakehara tsutou takehara tsutoutakehara
2

概要

本セッションでは、急速にスケールするチームが直面する多様な課題を解決し、持続可能な開発体制と高いモチベーションを維持するために、Less (Large-Scale Scrum) を応用した「機能別のチーム編成」と、それに合わせた「エンジニアのロール分担」について詳しく解説します。

チームや組織がスケールする過程では、オーナーシップの欠如、協力体制の崩壊、個人プロジェクト化、プラットフォーム間の断絶といった複雑に絡み合った問題が顕在化します。これらの課題を解消するため、メンバーとの対話を通じて各エンジニアの適性を見極め、「機能開発」と「技術課題の改善」に特化したチームを再編成します。また、リーダーシップを発揮できる開発者には、プロダクトリード(PL)、テックリード(TL)、および個別貢献者(IC)など、明確なロールを背負ってもらうことで、プロダクト開発と技術課題の検証に集中できる環境を整えます。

このアプローチにより、チームのスケールを契機に、パフォーマンスの最適化・加速、モチベーションの向上、そしてチームの一体感を徐々に取り戻すことができました。

本セッションでは、具体的な施策とその効果について実際の事例を交えながら紹介し、参加者が自身のチームに応用できる実践的な知見を共有します。

Learning Outcome

  • 中規模チームにおける、持続可能な開発環境の構築:
    • 機能別チームとロール分担を導入し、開発効率を最大化しつつ、メンバーが疲弊せずに持続的に成果を上げていく具体的な事例を共有します。
  • チーム間コラボレーションの設計見直しによる生産性の向上:
    • 具体的ないくつかのプロセス改善を通じて、チーム間のコミュニケーションコストを最適化し、機能横断などで生産性を向上させる具体策をお話しします。
  • 開発者の役割と評価基準の最適化:
    • 対話を通じ、適正に合わせた役割設定と評価方法を明確にし、成長を支援するアプローチをお話します。

対象

  • チームのスケーリングに伴う課題解決、メンバーのモチベーション向上に取り組むリーダー層