世の中にはたくさんのマイクロサービスの導入例が紹介されていますが、その中のうちどれぐらいのサービスが今も生き残り、また成長を阻害するような痛みが解消され、開発が続けられているかはあまり知られていないように思えます。
面白法人カヤックが運営するeスポーツイベント運営のためのサービス「Tonamel」では3年前からマイクロサービスを導入し、今もまだサービスの成長と機能の拡張を続けています。
導入から3年経ち、もともとあったレガシーなアプリケーションから大半の機能が、マイクロサービスで新たに実装され直した部分へと移されました。この結果、サービスとしての安定性を保ちつつ、機能実装のスピードの向上などの効果が目に見えて出てきていると実感します。
そこで、生き残ったマイクロサービスで、どうして生き残ったのかをマイクロサービス導入の当初から携わるアーキテクトである私が考察し紹介します。