世の中のプログラミング言語には変数などの言語要素の型が静的に定まるものと、基本的に実行時まで定まらないものがあります。一方で、近年はTypeScriptのように動的言語の静的型つき指向の変種や、Pythonのように型定義を言語に取り込んだもの、Rubyのように型宣言ファイルを外部に用意することで静的解析の補助に用いるものなど、プログラムの潜在的誤りを検出するために型の概念を取り入れる流れが生まれています。
このトークにおいてはPHPで静的解析の改善に取り組んでいる筆者の立場から、Perl特有の型システムと歴史的な型付けのアプローチを踏まえ、PHP, JavaScript, Ruby, Pythonなどのアプローチを交えてそれぞれの特徴をお伝えします。