採択
2024/10/04 18:20〜
前夜祭
トーク (40分)

ガバメントクラウド開発と変化と成長する組織

kazeburo 長野雅広

さくらインターネットの「さくらのクラウド」は2023年度にデジタル庁が募集したガバメントクラウドに、2025年度末までに全ての技術要件を満たすことを前提に認定されました。
2024年6月現在、デジタル庁の技術要件を満たすため、パブリッククラウドとしての機能強化とサービスの開発に取り組んでいます。

数多くの技術要件を満たすには、開発力の大幅な強化のためのエンジニアリング組織の拡大、また一人ひとりのメンバーの変化と成長が必要となっています。
そのために、私たちは学び、一丸となるための取り組みを行い、組織体制の改善を進めてきました。

本発表の主な内容

  • ガバメントクラウドとは何か
  • パブリッククラウドに向けた開発にあたり、私たちが取り組んだこと
  • エンジニアの変化(と成長)

大きなチャレンジをする開発組織についての一つの事例として、また議論のきっかけになれば幸いです。

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採択
2024/10/04 18:40〜
前夜祭
トーク (40分)

AWS Lambda FunctionURLで実現するスケーラブルで低コストなWebサービス構築

fujiwara fujiwara

AWS Lambda FunctionURLを活用し、従来の開発モデルで作られたWebアプリケーションを最小限の変更でサーバーレス化する手法を紹介します。

カヤックが運用するeスポーツ大会支援サービスTonamelでは、Goで実装されたマイクロサービスをECSからLambdaへ移行し、急激な負荷増加への対応とコスト削減を実現しました。

今回のYAPC::Hakodateスポンサー連動企画Perlbatrossでは、Perlで実装したWebアプリケーションをLambda上にデプロイし、CloudFrontと組み合わせて低コスト運用を実現しています。

本トークでは、Lambdaに移行するメリットとデメリット、GoやPerlアプリケーションのLambda化、デプロイ手法、複数開発環境やサービスメッシュの実現方法、VPCアクセスとインターネットアクセスの両立など、実践的な内容を扱います。

採択
2024/10/05 10:10〜
Track B
トーク (40分)

Perlで始めるeBPF: 自作Loaderの作り方

takemioIO Takeru Hayasaka

eBPFについて紹介するトークです。
ただ紹介するのではつまらないので、eBPFのLoaderをPerlで自作し、KernelにAttachします。
この発表を通じて現代のLinuxにおけるeBPFの使われ方と、eBPFバイナリの面白さを伝えます。

  • eBPFとは
    • 概要
    • 使われ方 (オブザーバビリティ、パケット処理、ミドルウェアのインジェクションコードなど)
  • 自作eBPF LoaderをPerlで実装
    • PerlのコードからeBPFを実行
    • eBPFのELFバイナリをパースし、システムコールを叩いてKernelにロード
    • 可能であればeBPF Mapの読み書き機能も実装予定(実装が終わるのか...?)
  • 実装したeBPF Loaderを使って実演

対象者

eBPFのバイナリの構造を理解したい方
PerlでeBPFを実行してみたい方

採択
2024/10/05 11:05〜
Track A
トーク (40分)

2024年秋のPerl

charsbar charsbar

今回は秋口の開催ということで次期バージョンの話はあまりできなさそうですが、現行の Perl 5.40 の機能を中心に最近の Perl 界隈のニュースなどを紹介します。

5
採択
2024/10/05 11:05〜
Track B
トーク (40分)

今日から始める大規模言語モデルのプロダクト活用

y_matsuwitter 松本 勇気

大規模言語モデル(LLM)は、今や多くの企業や開発者にとって身近なツールとなりました。しかし、その実装には様々な課題や考慮すべき点があります。
本セッションでは、ここ1年半ずっとLLM時代のプロダクトの設計・開発・営業・導入に取り組んできた中で得られたLLMの実装パターンとその実際について、ソフトウェア開発者が活用するという視点から解説します。

コンテンツ:

  • LLM活用パターンの概観(Chat、RAG、Agent、Workflow、MLモデルとしての活用)
  • 実現できるアウトカムとコストの考え方
  • 具体的な実活用と課題と解決策

国内では、思ったほどLLMらしいプロダクトやその活用が増えていない危機感があります。
本セッションを通じて、明日からなにか取り組んでみる、プロダクトに反映させてみる、というきっかけを作れたらと思います。

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採択
2024/10/05 11:05〜
Track C
トーク (40分)

プロファイラ開発者と見る「推測するな、計測せよ」

osyoyu Daisuke Aritomo (osyoyu)

「推測するな、計測せよ」パフォーマンスの話題でよく耳にするフレーズですが、その実践は意外なほど難しいものです。
ひとくちに「計測」といっても、何を計測するかを判断し、得られた計測値を解釈するとき、開発者の技量は大いに試されます。

数ある「計測」ツールの中でもひときわ強力なのが、perfやpprofに代表される「プロファイラ」。
プログラムの関数単位で呼び出し回数や実行時間を集計し、flamegraphなどのビジュアライズを出力できます。
しかし、使いこなすためには少々の知識が必要です。

  • そもそも実行時間とは何か?
  • 得られた情報はどれほど「真実」か?
  • プロファイラのオーバーヘッドをどう制御するか?

Rubyプロファイラ開発者として、一人のプロファイラおたくとしてこれらの疑問に答え、良き「計測」をする方法、そして理想のプロファイラについてお話しします。合言葉は「全部知る」!

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