私は現在49歳ですが、来る50代の10年も現役プログラマでいたいと思っています。
コンピュータやインターネットが普及し、WWWが登場する、その同時代に居合わせて30年近くこの分野で過ごしました。途中、酷い失敗をして大変な目にあったり、単に飽きてしまったり、いろいろな理由で何度もやめようとしました。経営側に回ってみたり、喫茶店を経営してみたり。ところが、プログラミングの引力は凄まじく、しばらく経つとまた戻ってきてしまいます。
平凡な、競プロ上位ランカーでもない、著名なOSSにコントリビュートしてもいない、話題のスタートアップの創業者でもない、ただ人より古くからこの業界を見てきただけの人間が、紆余曲折あってもう一度本気でプログラマとして過ごしたいと願うに至った経緯を少しだけルックバックした後、50代でやりたいこと、そのために準備していること、そして私が期待している「未来」について話します。