Honeycomb 活用、あるいはコストと効果のバランスを考慮したモニタリング基盤の運用 by nabeo

SRE Kaigi 2026
セッション(30分)

Honeycomb 活用、あるいはコストと効果のバランスを考慮したモニタリング基盤の運用

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■ 発表カテゴリ
募集要項(https://srekaigi.notion.site/SRE-Kaigi-2026-CfP-25a6f7392c108187a9e6e47c346396b2) にある6つの発表カテゴリからお選びください

・Tech: SREを支える具体的な技術や手法
・Case Studies: 実際の導入事例や失敗談

■ 発表概要(400字程度)

オブザーバビリティツールはコストの問題が大きくなりやすく、効果とのバランスをとりながら運用することが重要になります。本セッションでは分散トレーシングのオブザーバビリティツールである Honeycomb を題材に、これらの問題をどのように解決しているかについて発表します。

■ 発表の詳細(1000字程度)

ヘンリーでは分散トレースのオブザーバビリティツールとして Honeycomb を活用しています。Honeycomb は強力なクエリ機能を持ち、SRE の運用業務においても非常に有用なツールです。しかし、Honeycomb は利用量に応じた課金体系であるため、サービスの規模が大きくなるにつれてコストが増大するという課題があります。このため、Honeycomb を使った運用ではコストと効果のバランスが重要になってきます。

本セッションでは Honeycomb をバランスよく使うために考慮したポイントや、実際に運用してみて得られた以下のような知見について発表します。

  • Honeycomb へ送信するトレースを効率よくフィルタできる OpenTelemetry Collector の配置戦略
  • 全量のトレースを保存しつつ、不要なトレースを削減するためのサンプリング戦略
  • 不要なスパンのみを削減するためのスパンフィルタリング戦略

■ 対象聴衆とその人たちが得られるもの

Honeycomb に限らず、オブザーバビリティツールではコストが大きくなりやすいため、実運用を通じて得られた知見を共有することで、同じような課題に直面している人の一助になればと思います。

■ なぜこのトピックについて話したいのか(モチベーション)

弊社での取り組みについては会社の技術ブログやイベントの登壇などを通じて散発的にアウトプットしてきました。SRE Kaigi ではこれらのアウトプットの集大成として全体を俯瞰し整理した状態で共有したいと考えています。