■ 発表カテゴリ
・Culture: SRE文化の醸成と組織変革
■ 発表概要(400字程度)
GENDAは「M&Aによる連続的な非連続な成長」を続けており、グループインする企業や、それに付随するプロダクトは予測不可能なペースで増えていきます。そのペースに合わせて比例的にSREメンバーを増やすことは現実的ではなく、いかに少人数でスケールできるかが鍵となります。
グループ内の全プロダクトで各種設定がベストプラクティスに沿っており、信頼性が高く保たれている状態が理想的ですが、SREチームが細部まで確認・対応していてはスケールできません。また、グループ企業やプロダクトによっては、技術スタックや文化も異なります。その差異を無視して一律にルールを強いては、かえって開発効率を損なう可能性も高いです。そのため、横断的にガードレールを敷きつつも、ある程度は各プロダクトチームの自主性に任せるというバランス感が大切です。
拡大し続ける組織の中で、SREチームは各プロダクトチームとの距離感を模索し、より事業に貢献できるチームとなれるよう取り組んできました。その挑戦を経て得た学びをお話します。
■ 発表の詳細(1000字程度)
私はもともと一つのプロダクトの専任インフラエンジニアとして入社しましたが、組織の規模が急成長したことにより、そのプロダクトに留まらない横断的な働き方を期待されるようになりました。各プロダクトを深く理解し、品質を高めるような改善をしたい、という思いはあったものの、専任だったときと同様のやり方は通用せず、思うように成果を上げられない時期もありました。2025年にはSREメンバーが2名入社したこともあり、改めてSREチームの在り方を議論し、大きくバージョンアップさせました。その結果、社内でのSREチームの存在感が拡大していきました。
本セッションでは、これまでのSREチームの歩みと、拡大し続ける組織におけるSREチームの在り方をお伝えします。
■ 対象聴衆とその人たちが得られるもの
■ なぜこのトピックについて話したいのか(モチベーション)
SRE領域のカンファレンスに参加した際に、他社のSREチームも自分たちと同じように、少人数で多くのプロダクトを運用していたり、プロダクト開発チームとの連携に悩んでいることがわかりました。そのため、自分たちの取り組みを話すことが、同じ悩みを抱える人たちの役に立つと考えたのがきっかけです。