■ 発表カテゴリ
・Practices: SREの実践例と得られた教訓
■ 発表概要(400字程度)
アンドパッドは、開発組織の増大と、並行する新規プロダクト開発の必要性から、2021年頃にマイクロサービスアーキテクチャを採用しました。その結果、インフラ運用の複雑さによる課題が発生してきました。具体的には、各開発チームでデリバリーパイプラインがサイロ化し、システムの全体像は把握しづらくなり、インフラ管理における開発チームの自律性は低くなっていました。
私たちは、これらの課題の解決のために、TerraformのGitOpsを実現するツールであるAtlantisを導入しました。多数の開発チームに共通した課題をPlatformで解決し、開発チームの自律性を改善することで、セルフサービス化を促進しました。
本セッションでは、Atlantisによるインフラ管理のセルフサービス化事例と、その取り組みから得た学びを解説します。
■ 発表の詳細(1000字程度)
マルチプロダクト戦略下で私たちが直面したインフラ運用の課題と、Platform Engineeringのアプローチによる解決策について、事例と技術的な詳細を交えながらお話しします。
■ 対象聴衆とその人たちが得られるもの
Kubernetes環境の効率的な運用を実現したいSREの方々に向けて、GitOpsを導入する具体的な実践事例をご紹介します。
■ なぜこのトピックについて話したいのか(モチベーション)
SREが少ない体制でマイクロサービスを運用する中で直面した課題と、AtlantisによるGitOps導入が、いかに開発チームの自律性を高め、SREチームの生産性向上に貢献したかを共有することで、同様の課題を抱えるSREコミュニティに実践的な知見を提供します。