ガバメントクラウドに向けた開発と変化するSRE組織のあり方 by kazeburo

SRE Kaigi 2025
採択
2025/01/26 15:05〜
ホール
セッション(30分)

ガバメントクラウドに向けた開発と変化するSRE組織のあり方

kazeburo kazeburo kazeburo
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■ 発表カテゴリ
募集要項( https://www.notion.so/srekaigi/SRE-Kaigi-2025-CfP-0939fcd968a74bddaebdbf638a957ab9 ) にある6つの発表カテゴリからお選びください

・Practices: SREの実践例と得られた教訓
・Culture: SRE文化の醸成と組織変革

■ 発表概要(400字程度)

さくらインターネットの「さくらのクラウド」は2023年度にデジタル庁が募集したガバメントクラウドに2025年度末までに全ての技術要件を満たすことを前提に認定されました。2024年9月現在、デジタル庁の技術要件を満たすため、パブリッククラウドとしての機能強化とサービスの開発に取り組んでいます。
数多くの技術要件を満たすために、開発力の大幅な強化とエンジニアリング組織の拡大、また一人一人のメンバーの変化と成長が鍵となっています。

さくらインターネットのSRE室はクラウドサービスの信頼性向上とそれによる価値提供を目的に設立したチームですが、大規模な開発の中で役割を変化させてきています。
本セッションでは、大きなチャレンジをする開発組織とSREのあり方の一つの事例として紹介するとともに、議論のきっかけとなれば幸いです。

■ 発表の詳細(1000字程度)

  • ガバメントクラウドとは何か

デジタル庁が整備するガバメントクラウドについて、クラウドサービスプロバイダの立場から簡単に紹介します

  • さくらインターネットの取り組みと開発の現状

さくらインターネットがガバメントクラウドの技術要件を満たすために取り組んでいること。開発の課題とその変化

  • さくらインターネット SRE室のあり方とその変化

SRE室設立の背景や当初の取り組み、開発組織支援や機能開発が主となっている現在との差分とその背景
開発は今後も継続して行われていく中で、SRE室のあり方をどう変化させていくのか

  • チャレンジする組織にとってのSREとは

    SREとは組織が変化や適応を行なっていくためのプラクティスであるとした上で、SREをどのように実践していくのかを検討します

■ 対象聴衆とその人たちが得られるもの

SREや開発者およびそのマネジメント
大規模な開発現場におけるSREの実践についての一つの事例として、さまざまな可能性の中の一つとなることを期待しています

■ なぜこのトピックについて話したいのか(モチベーション)

現在、多くの開発や他チームの支援を行いながらSREチームのあり方について模索を続けています。
本来のSREができていないのではないかという疑問を抱えながらも、バリューやWHYに基づきこれも一つのあり方として取り組んでいます。
組織の数だけSREがあってもいいではと考えのもと、事例の一つとして紹介し、議論のきっかけとなれば幸いです