ポストモーテムを『書かない』アプローチと燃え尽きないための運用術 by 巨畠 和樹

Platform Engineering Kaigi 2025
session
Stories(プラットフォームエンジニアリングの実践事例) プラットフォームエンジニア - Platform Engineer アプリケーション/プロダクト開発者 - Developer その他 - Other 開始期(何かしらの形でプラットフォームエンジニアリングを実践している) - Introduction

ポストモーテムを『書かない』アプローチと燃え尽きないための運用術

donkomura_ 巨畠 和樹 donkomura_

■スピーカープロフィール (200文字以内) - Biography (Less than 400 letters)□
出版・インターネット領域でクラウドネイティブなシステムの運用・開発に従事した後、2024年9月にWantedly, Inc.に入社。現在は Infra Squad でSREとして、 Kubernetes を中心としたインフラ基盤や Datadog を用いた監視基盤の運用・開発に携わっている。

■ トーク概要 (400文字以内) - Abstract (Less than 800 letters)□
SRE はシステムの信頼性の維持と向上に責務を負っています。ポストモーテムはインシデントを振り返ることでシステムや組織を継続的に改善するための手法あるいは文化として重要視されてきました。ウォンテッドリーでは2017年よりポストモーテムの活動を継続しています。ポストモーテムは文化として定着した一方で、課題も見えてきました。ポストモーテムを書くことが「辛い作業」となってしまったり、特定の知識を持つメンバーに負担が集中してしまったりと、効率よく振り返る枠組みであったはずのポストモーテムが形骸化していってしまったのです。
本発表では SRE を取り入れている組織を対象として組織が燃え尽きないために取り組んできた工夫をポストモーテムの運用を例に紹介します。視聴者はポストモーテムの効率的な運用方法について学ぶことで、効率的に SRE の文化を定着・運用させていくためのヒントを得ることができます。