LaravelはWebアプリケーションを簡単に早く作成できる人気のフレームワークの1つです。Laravel本体の機能は非常に充実しており、3rd partyライブラリを使わなくても柔軟な開発ができます。しかしながら、デフォルトの設定や機能だけではLaravelの強みを十分に活かしきれません。例えば、マジックメソッドを多用したフレームワークなため、コア機能だけではEloquentモデルのプロパティやFacadeメソッドのコード補完が効きません。そこで laravel-ide-helper のライブラリを使うと自動生成されたヘルパーファイルによりコード補完が効くようになり、開発効率が上がります。不正なプロパティ・メソッド呼び出しもPHPStan/Larastanなどの静的解析ツールを入れることで事前検知ができ、より堅牢な開発ができます。
本トークではLaravelのアプリケーション開発で入れるべきツールや設定について紹介します。コード補完、静的解析、ロギング、パフォーマンス改善、デバッグ、フロントエンド、フォーマッター、ライブラリの定期アップグレードなど、それらを導入する理由やできることを紹介します。
このトークで紹介するツールや設定により、皆様のLaravelアプリケーション開発がもっと効率的で堅牢で楽しいものになれば幸いです。