「組織の技術力を高めよう」って言われたら、どう立ち向かうか? by きんじょうひでき

PHPerKaigi 2021
レギュラートーク(20分)

「組織の技術力を高めよう」って言われたら、どう立ち向かうか?

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「プロダクト開発が、メンバーの技術力を高めるのか」「メンバーの技術力向上が、プロダクトの品質や可能性を高めるのか」
皆さんは、この「鶏が先かと卵が先か」に似た構造を持つ問題についてどのような考えをお持ちでしょうか?

本セッションは、自分自身の取り組んでいることを紹介した上で、
オーディエンスの皆さんからの視点や経験を織り交ぜたフィードバックと議論を集め、『共有知』を生み出す試みとしたいと考えています。
(折角のオンライン&録画発表なので!)

この課題を選んだ背景

プロダクト開発や(Web)サービスの提供を行う会社において、
Webエンジニアに求められる主要な成果は「プロダクトを良くする」ことだと思います。
プロダクトをよく出来るエンジニアとは、どういう存在でしょうか?
実は、「プロダクトをよく出来るエンジニア」になるには「プロダクトを開発する以上の技量」が要求されるのではないでしょうか。

ここには大きな矛盾があると考えています。
「プロダクトを良くし続けるには、プロダクトに必要なレベルの技量では足りない」という矛盾です。
これについて、自分自身が、所属先の企業でのロールが変化したのをきっかけに取り組むようになりました。
組織の姿が「プロダクトを作れる」を超えた「プロダクトの未来を作れる」ようになるにはどうすればよいか・・?と現在進行系で考えています。

紹介するお話

例えば、以下のような取り組みが「自分なりに考えたこと」でした。

  • 「技術力」を定義する
  • プロダクトと技術力の関係
  • 自分自身が「技術的な成長」を感じた瞬間を構造化して捉える
  • その「良いフィードバックの獲得の仕方」を組織的に再現できないか?

こうした話を「議論のネタ」として提供したいと考えています。