PHP界隈でもドメイン駆動設計の話題が盛んな昨今ですが、正しい設計のためには前工程としての要件分析が不可欠です。詳細な設計に入る前にプロダクトオーナーが読み解ける形式の文書で合意を取っておけば、最小のコストで「本当に必要なもの」を作るための足場となります。また、ドメインエキスパートを設計の深いところまで連れて行くための道標も手に入るでしょう。
このセッションでは、システムとユーザーの相互作用をユースケースシナリオとして表現し、そこからオブジェクト指向らしいクラス設計を導く手順を紹介します。設計スコープと目的レベルについて理解し、簡単なフォーマットさえ覚えれば、誰でも明日からユースケースシナリオを活用できるようになります。