PHPスクリプトの実行時には「コンパイル」と呼ばれる処理が行われ、スクリプトはZend VM(PHPの仮想的なCPU)の命令列に変換されてから実行されます。このZend VMは本物のCPUと似た命令も持っていますが、本物のCPUではあり得ない命令も持っています。その一つが例外処理に関わるものでしょう。
本講演では、例外処理をZend VMはどのように実現しているのか、Zend VMと本物のCPUとの違いは何か、といった実装の詳細をPHPのCソースコードを交えて紹介します。