アブストラクトマシマシ・シンタックス少し・ツリーマシマシ。このような呪文を見かけたことはありませんか。そう,二郎系ラーメンです。この呪文を「コール」と呼び,ラーメンの着丼前のトッピングとしてヒアリングされます。一見,二郎系ラーメンのコールは複雑そうに見えますが,ある一定の法則性があります。そしてスタッフは法則性に基づいて解釈し,ラーメンにトッピングをします。似たようなのを見たことがありますね。そう,お察しの通りプログラミング言語の構文解析器です。例えばramen(1, 2)という構文はramenという関数をコールし,1と2という引数を与えます。つまりトッピングです。このようにramenという関数の引数は 2つで…といった意味を与えるのが構文解析器です。
本トークでは,PHPで構文解析器で専らよく使われるAST解析を実装するにはどうしたらよいか,二郎系ラーメンのコールを題材として解説します。