だいすけ
wp_daisuke
「AIに任せると人間が育たない」
その不安は、AIを単なる「手抜き道具」として使うからです。
AI生成コードは一見動きますが、
長年の運用で培われた設計思想やドメイン知識といった「コシ(芯)」が欠落しがちです。
それは将来の変更に耐えられない「伸びきったうどん」のようなものです。
この「コシ」を注入するには深い理解が必要ですが、
歴史あるサービスの重厚なコードを前に、新参者が即実践するのは困難です。
そこで私は、AIを「書く道具」ではなく「読むための専属メンター」として使い倒し、
この壁を突破しました。
本セッションでは、2011年のリリースから15年以上続くサービス(Chatwork)の、
10年選手である独自フレームワークや巨大なレガシーPHPと向き合う現場で私が実践している、
「AIに読ませて、人間が育つ」ための具体的な技術論をお話しします。
【主なトピック】
「読解」の高速化:
複雑怪奇なレガシーコードをClaude Codeに解説させ、ロジックの要点(出汁)を瞬時に掴む「AIリーディング」。
「作法」のコンテキスト化:
チーム独自の規約やレビュー指摘を CLAUDE.md に蓄積し、AIに「チームの流儀」を継続的に学習させる。
その設定ファイル自体が「生きた新人教育マニュアル」となり、人間も自然とルールを内面化するサイクル。
説明責任の徹底:
「AIが書きました」は禁句。人間が完全に腹落ちし、自分の言葉で説明できるまでPRを出さない「鉄の掟」とその効能。
AIは人間をダメにする甘やかし装置ではありません。
正しい使い方をすれば、経験の浅いエンジニアに「熟練の視座」を授ける、最高の教育エンジンになります。
AIという強力な「こね機」を使いこなし、私たち自身が最高の職人になるための生存戦略を共有します。