20年以上続くプロダクトでも使い続けられる静的解析ツールを求めて by 松尾篤

PHPカンファレンス香川2026
レギュラートーク (30分)
PHPの話

20年以上続くプロダクトでも使い続けられる静的解析ツールを求めて

matsuo_atsushi 松尾篤 matsuo_atsushi

常に最新のセキュリティ更新を取り込み続けるためには、PHPのバージョンアップだけでなく、将来予定されているPHP 9の破壊的変更にも備えておく必要があります。

20年以上開発が続いている巨大なコードベースを持つプロダクトにおいて、使用している静的解析ツールの見直しを進めましたが、長い歴史の中で積み重なったコードとの互換性の課題や解析速度の問題に直面しました。移行作業を進める中でPhanのアップデートもあり、さらにPhanで見つかった一部の問題を自分たちでコントリビュートして解決しました。その結果、継続可能性と現実的な保守コストを踏まえ、引き続きPhanを使うという判断に至りました。

本トークでは、こうした検討と意思決定の過程を踏まえ、PHPのバージョンアップ時に発見した静的解析ツールの問題をOSSへのコントリビューションによって解決した事例や、個人的に注目している高速なMagoの検証例を通じて、巨大で歴史あるコードベースにおける静的解析ツールの効果的な活用法を考察します。