PHPカンファレンス香川2025
レギュラートーク (30分+Q&A5分)

Symfonyの特性(設計思想)を手軽に活かす特性(trait)

effy_staffs wakaba effy_staffs
4

Symfonyは“フレームワークを作るためのフレームワーク”と呼ばれ、Laravelのコアにも採用されています。
そのため、初心者向けの導入説明や上級者向けの抽象概念を獲得するための解説などの知見を聞く機会が多くあります。

また、PHP 5.4で導入されたtrait(特性)も便利な仕組みである一方で、「知ってはいるが、どう活用していいか分からない」という人が多いのではないでしょうか。

本トークでは、Symfonyの拡張しやすい仕組みとtraitの相性に注目し、ストレージアクセスモデル、フォームバリデーション、ページ描画といった領域で、少ないコードで手軽に拡張・調整する実践例を紹介します。
また、trait導入によるインターフェース統一による不具合防止、Doctrineエンティティ、フォームバリデーションや描画の定義の一貫性や安全かつ手軽な変更を実現する方法についても解説します。
そして、これらの事例を足がかりに、traitパターンをアプリ全体に横展開することでチーム開発における安心感と長期運用に耐える拡張性を手軽に実現できることをお伝えします。

このトークで得られる知見

  • Symfonyの設計思想に沿ったtraitの活用パターン
  • モデルやフォームを少ないコードで手軽かつ安全に変化させる技法
  • traitを「どんな場面で選ぶべきか」という実務的な判断基準

このトークの対象者

  • Symfonyを日常的に利用している方、または興味を持っている方
  • PHPでtraitを知ってはいるが、実務でどう活用すればよいか悩んでいる方
  • Symfonyやtraitの活用を通じて、アプリケーション開発を効率化したい方

このトークで扱わない内容

  • Symfonyの基本的な使い方