「協働」とは、複数の主体が目標を共有し、共に力を合わせて活動することを指します。
単なる「分業」や「協力」ではなく、立場や役割が異なる人たちが一緒に価値をつくりあげていく営みです。
エンジニアリングはコードを書いて終わりではありません。
サービスを設計する人、営業やサポートを担う人、エンドユーザの声を聞く人、──様々な立場の人たちが関わって初めて、プロダクトは価値を発揮できます。
しかし現実には、部署や部門の壁に阻まれ、うまく連携できないことも少なくありません。
実際の現場では、こんなことが起こりがちです。
でも、本来エンジニアリングは「他部署とともに価値をつくる営み」であり、協働がうまくいくとチームもプロダクトもぐんと強くなります。
私はこの「協働」のあり方こそ、これからのエンジニアにとって大切なテーマだと感じています。
今回のトークでは、私自身が他部署と一緒にプロジェクトを進めるなかで学んだことをベースに、
また、PHPカンファレンス香川2025のテーマ「手軽さ」にちなみ、“美味しいうどんを手軽に作るプロセス”をメタファーにしながら語ります。
協働は大げさに構えるものではなく、ちょっとした工夫や自然体のやり取りから始められる。
まるで「手軽に作れるのに驚くほど美味しい一杯のうどん」のように。
このトークでは、少しでも他部署とのコミュニケーションに悩むエンジニアが減ることを願い、他部署と働いているエンジニアがもっと「手軽に」協働できる方法をお話しします。