State of DevOps 2022を読みながら、組織に適したSREの実践方法を探求する by nwiizo

PHPカンファレンス福岡2023
レギュラートーク(45分)

State of DevOps 2022を読みながら、組織に適したSREの実践方法を探求する

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この発表ではSREの概念や手法をDevOpsに適用するための具体的なアプローチを紹介し、組織に適したSREの実践方法を探求していきます。

2022年9月29日に発表されたState of DevOps 2022は、ソフトウェアデリバリーパフォーマンスに関する調査結果レポートであり、年に1回Google Cloud内のDevOps Research and Assessment(DORA)チームが公表しています。このレポートでは、ソフトウェアデリバリーパフォーマンスを評価するFour Keysの指標や、Four Keysを改善する上で効果が高いとされるケイパビリティについて、さらにソフトウェアサプライチェーンのセキュリティに関する調査の詳細が記載されています。

DevOpsは、開発(Development)と運用(Operations)の連携を強化し、ソフトウェア開発プロセスの効率化を目指すアプローチです。一方で、SREは開発と運用双方に取り組み、システムの信頼性や効率性を高めるエンジニアリング手法です。DevOpsとSREは相互に補完的な関係にあり、DevOps実践を具体的で効果的に進める指針を提供します。

ただし、SREの概念や手法を盲目的に適用すると、DevOpsの本来の目的や価値が見失われる可能性があります。自社の状況やニーズに合わせてSREの考え方や手法を適切に採用し、DevOps実践を効果的に推進することが重要です。

この発表では、State of DevOps 2022を紹介しつつ、組織に適したSREの実践方法を探求します。具体的には、SRE導入時のコミュニケーション戦略、チーム構成や役割の再定義、適切なツールや技術の選択など、効率や生産性を向上させる具体的なアプローチに焦点を当てます。