内部構造から学ぶ Git 〜content-addressable filesystem と commit graph〜 by nsfisis

PHPカンファレンス福岡2023
レギュラートーク(45分)

内部構造から学ぶ Git 〜content-addressable filesystem と commit graph〜

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Git は、現代のソフトウェア開発において欠かせないツールの1つです。
しかし、一度基本操作から外れると、思いもよらないような複雑な操作を強いられることもあります。
Git の内部構造や仕組みを理解することで、こうしたトラブルを事前に避けたり、トラブルシュートしたりすることが可能になります。
この発表では、Git の核となる content-addressable filesystem と commit graph に焦点を当て、それらの仕組みや役割を解説します。

主な対象

  • Git 内部で commit がどのように表現されているかを知らないかた
  • マージとリベースの差を説明できないかた
  • よくあるブランチフロー (e.g., Git Flow、GitHub Flow) から外れたときに操作を迷うかた

話すこと

  • Content-addressable filesystem とは
  • Commit の内部表現
  • Branch の内部表現
  • マージとリベースはどのような操作か
  • 応用例

話さないこと

  • GitHub、GitLab 等のホスティングサービスについて
  • PHP 関連

目標

  • Git の内部表現を理解する
  • 複雑な操作を迷うことなくできるようになる
  • 操作が複雑にならないようなブランチ運用を選べるようになる