新しく入社した会社で任される仕事は既存のシステムの技術的負債の返済。このような経験をほとんどの方が受けているのではないでしょうか。
「なんて醜いコードなんだ」と思ったり「こんなコード,メンテナンスしたくない」と思う時もあるはずです。
さらに言えば「なぜ初めからもっと丁寧に書けるエンジニアを採用しなかったのか」と思うこともあるでしょう。
そして「自分はこのようなコードを絶対に書かないぞ」と決心するはずです。
しかし,技術的負債は,なぜ生まれるのでしょうか。「採用力がなかったから」「経営陣の実力不足」「経営陣がエンジニアへの理解に乏しいから」など様々な理由を思い浮かべるはずです。
また,技術的負債を作った当人達は,人事評価で好印象を与えやすく,逆に後から入社したエンジニアは技術的負債を返済し,堅牢なアプリケーションを作っているのにも関わらず,満足行く人事評価を得られないことがあるなどして,軋轢が生まれやすところです。
技術的負債が生まれないようにするには,技術的負債が生まれる理由を知らなければ根本的な解決は望めません。
本トークでは,CTO という経営に近い立場から,技術的負債が生まれる原因を解明していきます。
そして,本トークを経て,オーディエンスの皆様が技術的負債と前向きに向き合うキッカケの一つになれば幸いです。
※本トークは,PHP に関連するトークではなく,汎用的なトークとなっています。