近年のWebアプリケーションに求められるUI/UXはどんどん上がってきており、SPAアプリケーションを構築する機会が増えてきていると思います。
「フロントとバックエンドが疎結合!」という甘美な響きの裏には、スキーマ管理・リポジトリ運用・API認証など様々なオーバーヘッドが存在しており、
中小規模アプリケーションの場合はSPAはコスト高で選択肢から外してしまったことはありませんか?
Laravel8から登場したInertia.jsを使うと、これまでのBladeを使ったシンプルなレンダリングと同じ手法で、お手軽にSPA開発が可能になります。
Controllerから変数をセット、レンダリングするビューを指定するだけで、認証やスキーマなどを意識せず、JavaScriptページコンポーネントへとデータが渡りSPAとして動作します。
この構成をInertia.jsの公式サイトでは「現代のモノリス」と呼んでいます。
APIを構築せず、密結合な構成にすることで生産性の向上を提唱する新しいWebアプリケーションの開発手法の1つです。
このセッションでは、そんなInertia.jsの概要の説明と簡単なチュートリアルをしながら、
実際のお仕事に導入した際に感じたメリット・デメリットも交えてご紹介していきます。
Inertia.jsとは
LaravelでのInertia.jsの使い方と例
導入して感じたメリット・デメリット