Google App Engine はリリース当初の2009年よりPHPをサポートするPaaS基盤です。
第一世代と呼ばれる言語仕様に制限のあった状態で PHP5.5 のサポートが行われてきました。
その後言語アップデートに関しては無料枠のあるスタンダードエディションから、有料で利用できるFlexエディションで実施されるようになり、次第にGAEの注目度は下がっていたように思います。
しかし2018年、GAEはgVisorベースの第二世代によってPHP7.2をサポートするようになり、それ以来最新の言語バージョンに追従するようになりました。
このセッションでは、GAEをご存知でない方や、第二世代のGAEを利用したことがない方に向けて、PHPアプリケーションをGAEのスタンダードエディション第二世代を動かすための概要やメリットを紹介します。
また、私も第一世代よりGAEを使って長年個人サービスを運営していますが、このたび2024/1/30をもって第一世代および第二世代のPHP7系ランタイムサポートが終了されるアナウンスがありました。
これにより私の第一世代で運用しているPHP5.5アプリケーションも一気にPHP8.1へジャンプアップする必要性も生じています。
こちらの移行の最新状況や、どのように移行しているかも含めた、GAEに興味がある/使っている人に向けたセッションになります。