「コンピュータは0と1しか処理できない」とよく言われています。
ビット演算があったり、浮動小数点演算があったり、文字コードが16進数だったりと、ソフトウェアエンジニアならなんとなく実感としてはあると思いますが、なぜどうして「0と1しか処理できない」のでしょうか。
コンピュータは現実世界に存在するモノです。コンピュータの実態は電気回路ですが現実世界に存在する以上はアナログの世界に存在しています。
一方、コンピュータは計算機であり、計算する対象はデジタルな離散値です。
過去に、アナログ計算機や、電気を使わない機械式のデジタル計算機も存在しましたが、現在主流なのは電気回路からなるコンピュータです。
コンピュータが「0と1しか処理出来ない」のは、電気回路でデジタルな計算を効率良くするための工夫なのです。
このトークでは「電気回路でCPUがどの様に表現されるか」から、私たちがディスプレイやスピーカーでコンピュータの動作を認識できるところまでがどの様にできているかを以下の様なトピックを中心にお話します。
・電気回路上での0と1
・コンピュータの構成要素 - CPU, I/O, メモリ
・本当に演算だけをしている「中央演算装置」ことCPU
・いろいろなメモリ: 近い or 遠い, 安い or 高い, 速い or 遅い, 小さい or 大きい
・キーボードもディスプレイもBluetoothも…多岐にわたるI/O
・デバイスを結ぶ通信路: バス
初心者の方から上級者の方までお楽しみ頂けるトークになると思いますのでぜひ聞きに来て下さい!
このトークを通して、コンピュータ好きの方が増えること、そんなみなさんで楽しいコンピュータ話をすることを楽しみにしています!