システム運用/開発において、取り扱いが難しいもののうちのひとつとして、「過去」や「未来」があると思います。
たとえば、「履歴データ」と呼ばれるようなものの取り扱い、あるいは「予約された時間になんらかの処理をしたい」という要件に対しては、「システムを作ったはいいけど運用していく中で取り扱いに困ってしまった」という経験はないでしょうか?
「現在の状態」だけを相手にすればいい場合は非常にシンプルで済むシステムも、過去や未来を取り扱おうと思った途端に複雑性が上がるというのは、私の実感とも一致します。
本セッションでは、「過去」「未来」を取り扱うにあたって、「そもそも何が難しいのか」と、その難しさに対する処方箋、およびそこから見えてくる勘所と考え方を考えてみたいと思います。