なぜ適用するか、移行して理解するClean Architecture 〜構造を超えて設計を継承する〜 by 清家史郎

PHP Conference Japan 2025
採択
2025/06/28 14:55〜
トラック5 - 3F 特別会議室
レギュラートーク(50分)

なぜ適用するか、移行して理解するClean Architecture 〜構造を超えて設計を継承する〜

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Clean Architectureを使えば変更に強いソフトウェアが作れる、アプリケーションの寿命を時代の進歩に合わせて更新し、ビジネスに価値を届け続ける
そんな理想を夢見て、Clean Architecture を導入した、または導入したいと考える方は多いのではないでしょうか

ユースケース層まで丁寧に分離したつもりでも、実際には DB 依存が思わぬ場所に残り、「この設計は本当に変更に耐えられるのか」と不安になる瞬間があります
Clean Architecture は理想的だと言われますが、いざ大きな変更が発生したときに本当に価値を発揮するのか、設計原則の“手応え”を確かめたいと思ったことはありませんか

本セッションではその疑問を検証するために、Laravel のアプリケーションを設計ごと Symfony へ移行するプロセスを可視化します
対象とするのは 2 種類のユースケース:①ドメイン層が純粋に保たれているロジック、②Eloquent 依存が進んだロジック、それぞれの移行過程を比較し、前者では構成と DI の置換だけで動作し、後者では Repository 抽象の導入など、追加のリファクタが必要になることを示します
その過程を示し比較することで設計が継承できる / できない境界線を感覚ではなく、コードで理解します

Clean Architecture がなぜ必要か、そのためにどれだけの実装コストがかかるのか、そして構造を超えて設計を継承する方法を一緒に学びましょう

  • お話すること
    • Clean Architectureが変更に強いか設計ごと移行して検証
    • ドメイン層の純度による移行の難しさとリファクタの観点を紹介
  • 想定聴講者
    • Clean ArchitectureやDDDに関心がある方
    • 設計を再利用・継承したい方