基盤×設計が変化に強さを生む ~AWS LambdaとClean Architectureの連携術~ by 清家史郎

PHP Conference Japan 2025
レギュラートーク(25分)

基盤×設計が変化に強さを生む ~AWS LambdaとClean Architectureの連携術~

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AWS Lambdaは、小規模かつシンプルな設計が推奨されていますが、実際には複数の事業ドメインをマイクロサービスとして分割し、継続的な機能追加や変更が求められるケースが増えています
こうした構成では、特定の関数がSQSやEventBridgeに直接依存するなど局所的な実装が積み重なり、DTOの定義が乱れることでフロントエンドへの影響も無視できません

本セッションでは、Lambda上でClean Architectureを実践し、変更容易性と構造の一貫性を保つ手法を具体例を交えて紹介
ユースケース層とドメイン層をLambdaの制約に依存させず、インフラ層のみ非同期処理・初期化の制約に最適化することで、依存逆転の原則と明確な責務分離を実現
Adapterパターンを用いたイベント抽象化や、JSON Schemaを活用したDTO設計による型整合性の維持など、具体的な実践ノウハウもお届けします

Lambdaの制約を超える長時間処理についてAWS Fargateへ基盤を切り替え、設計を維持したまま柔軟に基盤を選択する方法もご紹介します

Lambdaだからこそ、変更に強い設計が必要です
複数サービス、UIと連携するマイクロサービスにおいて、基盤と設計が協調したアーキテクチャ構築のヒントを学びましょう

  • お話すること

    • Lambda上で実践するClean Architectureの具体構成
    • Adapter実装でLambdaの非同期・初期化制約を乗り切る方法
    • DTO設計によるフロントエンド・API間の型整合性担保
  • 想定聴講者

    • Lambdaやサーバレス環境でClean Architectureを実践したい方
    • マイクロサービス設計で拡張性と柔軟性を確保したい方
    • UI/API間の連携設計に課題を感じている方